静岡県浜松市にある花浅葱-はなあさぎ-は、
日本の季節や伝統文化を楽しむ
「和」のテーブルコーディネート教室です。

花浅葱のひとりごと

花浅葱の日常

今日は柚子湯を

2023年12月22日

こんばんは、浜松市の「和」のテーブルコーディネート教室・花浅葱です。

今日は冬至です。1年中で最も昼が短い日で、毎年、12月22日頃にあたります。古来中国では、太陽の力が最も弱まる日であり、最も死に近い日と恐れられていました。一方、この日を境に再び日が長くなり始め、太陽の力が甦ってくるとも考えられ、太陽が生まれ変わる日ともとらえられていました。

さて、我が家では今夜、毎年恒例の柚子湯で温まります。お風呂場の戸を開けると温かな湯気と一緒に柚子の良い香りに包まれて、何とも言えない幸せな気分になるのは私だけではないはずです。

柚子湯の風習はそれほど古くなく、江戸後期の『東都歳時記』…(1838)に「今日銭湯風呂屋にて柚子湯焚く」とあり、それ以前の庶民の風習や行事になどを書き留めた記事には見当たりません。おそらく江戸後期に始まった風習の様です。

柚子湯には血行を促進して、体を温める効果があります。寒い冬には風の予防にも役立ちそうです。さらに果皮に含まれるクエン酸やビタミンCは、嬉しい美肌効果、香りによるリラックス効果もあり、元気に冬を越すために良いことずくめです。是非、今夜は柚子湯で温まりたいものです。

 

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