重陽の節句を手作りで
2024年9月9日
こんにちは、浜松市の「和」のテーブルコーディネート教室・花浅葱です。
9月9日は重陽の節句です。本来は旧暦の9月9日(今年は10月11日)で、菊の花も見ごろを迎え始める季節です。子ども頃、何も知らずに・ひらかたパーク・で菊人形を見たのを思い出します。今でも菊人形はやっているのでしょうか❔
今年は、新しいお飾りが増えました。新しく加わったのは茱萸嚢と被菊です。
茱萸嚢は先日、リーガロイヤルの久保田唯阿先生の彫刻講座で作りました。作れるうれしさと久保田先生の思わず吹き出す軽快なトークのある楽しい講座でした。
被菊のお飾りは、宮沢敏子先生の被菊をお手本に作った十六文菊です。真綿を赤色と黄色に染めて、綿花を包み作りました。ちょっと手間がかかりましたが完成しました。多少の菊の大きさの違いは眼を瞑ることにしました。
昔から被菊は、重陽の節句の前夜に菊の花に真綿を被せます。翌朝に菊の香りと朝露のしみ込んだ真綿で、顔や体を拭って無病息災、長寿を願うものでした。
江戸時代の『後水尾院当時年中行事』には、白い菊三輪、赤い菊三輪、黄色い菊三輪にそれぞれ、白い花には黄色い綿、赤い花には白い綿、黄色い花には赤い綿を被せると記されています。今回は食紅で染色しましたが、次は草木染めでできたらいいなと思っています(*^^)v
せっかくなので、夏の間作らなかった練り切りで菊も三種つくりました。 重陽の節句には着せ綿の練りきりですが、私はこの菊をshimoodesignさんのお重に入れて。
家族と皆様の健康長寿を願って!(^^)!