静岡県浜松市にある花浅葱-はなあさぎ-は、
日本の季節や伝統文化を楽しむ
「和」のテーブルコーディネート教室です。

花浅葱のひとりごと

花浅葱の日常

6月30日は、『水無月』を

2022年6月30日

こんにちは、浜松市の「和」のテーブルコーディネート教室・花浅葱です。

東海地方の雨も降らずに最速で、梅雨が明けてしまったのをいまだに驚き続けています。その上、続く猛暑と、この上ない日差しにまぐったりです(-_-;)

さて、今日、6月30日は『夏越しの祓え』です。

暑い、熱い夏を無事越すために、半年の穢れを祓い厄除けをする日なんです。
京都では昔から、この日に食べられる『水無月』というお菓子があります。最近はSNSで、『水無月』よく見かけますが、以前はあまり浜松では、売っていなかったように思います。

『水無月』は、外郎の上に蜜漬けにした小豆をのせた三角形に切り分けられた和菓子です。

三角形は、その昔とても貴重で、夏に一般では食することが出来なかった氷を模しています。少しでも涼し気にという思いで。小豆は、昔から邪気を祓う、厄除け、魔除けの赤い色。人々のそんな思いのこもった夏の和菓子です。

私はいつも作る3日程前から、小豆の蜜漬けを作り始めます。毎日、朝と夕に蜜汁に火を入れ、徐々に糖度を上げ、小豆に蜜を浸透させていきます。そうして出来た小豆をたっぷり上にのせて『水無月』を作ります。冷蔵庫で冷やして、冷水でたてたお薄といただくと、いっそう美味しいです!(^^)!

今年は、『嘉祥菓子の日』にも、作りました。時々、どなたかに差し上げたりもしますが、おおよそは家内消費です( ^ω^)・・・美味しいので食べ過ぎ注意です。

皆様も、どうか暑い夏を、滞りなく過ごされますように。

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