静岡県浜松市にある花浅葱-はなあさぎ-は、
日本の季節や伝統文化を楽しむ
「和」のテーブルコーディネート教室です。

花浅葱のひとりごと

花浅葱の日常

重陽の節句の見学会

2022年9月13日

こんにちは、浜松市の「和」のテーブルコーディネート教室・花浅葱です。

朝夕には、秋の気配が感じられるようになりましたが、まだまだ日中は残暑が厳しく、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私はそのちょっと?昔、子どもたちの学習飼育キットの鈴虫を庭に放して以来(捨てたともいう・・)、毎年この時期には、お風呂に浸かりながら、窓のすぐ近くで鳴いている鈴虫の音色を聞いては、秋だなあと感じています。

九月ももう半ば、五節句最後の『重陽の節句』も、中秋のお月見も終わりました。
お教室・花浅葱ではすでに『重陽の節句』の講座も終えました。なので、私は自分自身の学びと楽しみを兼ねて、自他ともに《節句マニア》とおっしゃる室内装飾家の主催される『重陽の節句』の見学会に行ってきました。

この見学会は、お家中が、茶道のお道具をはじめ、床の間や玄関、廊下の壁、お手洗いの中のまで、重陽の菊尽くしで、感嘆の声を上げるばかり・・・

節句のお話、見立ての考え方等、随所に笑いを入れながらの澱みないお話は、時間がたつのを忘れるくらい楽しいものでした。

 

紡がれたお話は、古くから伝わるお道具、何気ないものを見立てる事、雲上流の有職飾り、後の雛、菊慈童、前の戦争で一晩で変色してしまった黄交趾(きいこうち)の器の事まで、多岐にわたりました。

とても貴重な体験をさせていただきました。来年の花浅葱での『重陽の節句』の講座には、是非、活かしたいと思っています。

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