静岡県浜松市にある花浅葱-はなあさぎ-は、
日本の季節や伝統文化を楽しむ
「和」のテーブルコーディネート教室です。

花浅葱のひとりごと

お教室だより

『花結び』・こんな講座もしています

2024年9月16日

こんにちは、浜松市の「和」のテーブルコーディネート教室・花浅葱です。
今日は開講中の講座の紹介をしたいと思います。

今日は『花結び』について      

結ぶ❞という行為や言葉は、古よりたくさんの意味を持っていました。

その中でも花結びは、平安中期以降、貴族女性の一般教養として、和歌・書・楽器・絵画などと並び、必要なものとされていました。

源氏物語・宇治十帖の「総角」の巻では、大君と中君の姉妹が亡き父・八の宮の一周忌の準備に花結びを結んでいる場面が書かれていたり、また、平清盛の娘(六女・八女)は花結びの名手だったと源平盛衰記には書かれていたりと、貴族社会に溶け込んでいたものでした。

その後、時代を経て、花結びは香道茶道の人たちに取り入れられ、さらに江戸時代中期には伊勢貞丈の包結の記に幕府の公的なものとして記されました。

その他、神社仏閣、時代ごとの服装の結び、装飾として現代にも受け継がれています。

そしてそれらは、見た目の美しさだけにとどまりません。一つ一つの結び目には、思いや魂が込められ、神仏の御心が宿るとも考えられていたからです。この機会に是非、花結びの世界に触れていただけたら幸いです。 

と、以前出張講座の時に使ったテキストからの説明です。

もっと簡単に言うと、結びは日頃から私たちは目にしています。例えばご祝儀袋の水引も花結びの1つで「淡路結び」と言います。これは一番よく使われている結びの1つです。

その他、総角結びと書いて、「あげまきむすび」と呼ばれる結びは神社やお神輿などでもよく見かける結びです。

気付かないけれど、結びは生活の中でたくさん役割を果たしています。

講座では、毎月、花結びの第一人者の田中年子先生のオリジナルテキスト(書店・ネットショップでは売っていません)を使って基礎の結びをお稽古します。毎回、楽しくお稽古していますので、興味のある方は下記にお問い合わせください。この機会に日本伝統文化の面白さ、奥深さに触れてみてください。

info@hanaasagi.jp

 

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