静岡県浜松市にある花浅葱-はなあさぎ-は、
日本の季節や伝統文化を楽しむ
「和」のテーブルコーディネート教室です。

花浅葱のひとりごと

花浅葱の日常

旧暦のお雛祭り

2023年4月22日

こんばんは、浜松市の「和」のテーブルコーディネート教室・花浅葱です。

前回のブログで、旧暦では今年は閏年にあたり一年が13ヶ月になります。それによって如月の月後に閏月があり、その後で弥生の月が来るため、いつもより旧暦の3月3日が遅く、今日がその日に当たることをお話しました。なので、今更と思われるかもしれませんが、今日は『上巳の節句』の見学会のことを書きたいと思います。

この見学会は、大阪の個人のお家で、今も大切にされているお節句の見学会です。

古今雛などの昔のお雛様はありませんが、昭和のお雛様の移り変わりや、節句の風習などのお話を聞かせていただきました。今回、始めて知ったのは、関東風と関西風のお雛様の見分け方。

一般的に知られているのは、お内裏様とお雛様の位置。関西風は向かって右側がお内裏様。関東風は向かって左側がお内裏様と言う事です。これは関西は都があった時の「左上右下」の日本の伝統的な礼法のしきたりにそったものであるというもの。また、関東風は明治以降の西洋文化にならったものというものです。

でも、今回教えていただいた見分け方は、三人官女の真ん中の官女の持ち物です。関西風は蓬莱飾りと言って下記の写真の真ん中に写っている【嶋台の上に松が乗った】ものを持っています(ちょっと写真がお見苦しいですが💦)

関東風は三宝に盃がのったものです。因みにバリバリの関西人だった我が母が、50年前にむ選んでくれた私のお雛様は関東風でした。

皆さんも確認してみませんか?

その他にも『雛道具』や『雛遊びの道具』の違い、ただ一人の有職飾り雲上流の作り手のお飾りなどを楽しい弾丸トークで聞かせていただきました。

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