静岡県浜松市にある花浅葱-はなあさぎ-は、
日本の季節や伝統文化を楽しむ
「和」のテーブルコーディネート教室です。

花浅葱のひとりごと

お教室だより

二十四節気・夏至

2022年6月21日

こんにちは、浜松市の「和」のテーブルコーディネート教室・花浅葱です。

6月21日は夏至。二十四節気の10番目の節気です。誰もがご存知の1年でお昼の長さが最も長くなる日です。この日を境にまた、お昼の長さが短くなっていきますが、暫くは明るい時間を大いに楽しむことができます。あいにく今日は薄曇りで、お日様の恩恵を感じるには物足りないようですが、それでも暑い夏を乗り切るためにエネルギーをチャージしないと💦。

 

夏至は、春分・秋分・夏至・冬至の季節の大きな変わり目の一つのわりに、残念ながら、これといった行事はあまり行われないようです

そんな中で、三重県伊勢市にある夫婦岩で有名な二見興玉神社において、夏至祭が行われます。関西の方なら、二見ケ浦の夫婦岩に、一度は行かれたことがあるのではないでしょうか。

二見興玉神社は猿田彦命をご祭神としています。猿田彦命縁りの興玉神石が夫婦岩の沖650mにあり、夫婦岩はこの神石を拝む鳥居の役目をしているそうです。

ここで行われる夏至祭は禊ぎの行事です。1年中で最も日の長い、お日様の力が強まる夏至の日に夫婦岩の間から差し込む早朝に、夫婦岩の当たりの海に浸かり身を清める禊ぎが行われます。夏至の日は祭日ではないので、私も見たことはないのですが、一度は見てみたいと思っています。

ところで夫婦岩に注連縄がかかっていますが、この注連縄を年に三回、架け替える大注連縄張神事をご存じでしょうか。コロナ渦で近年は、参拝者による縄の手送りやお餅撒きは、行われていなかったようですが、五月五日、九月五日、十二月中旬と行われています。年に三回はあるので、見るチャンスはありそうです。私はコロナ前の五月五日に見ましたが、残念ながらお餅は拾えませんでした。

そろそろ、参拝者の神事参加を再開してほしいところですね。

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